法律業界の資格別年収

司法試験の倍率

日本における最難関資格と言われてきたのが「司法試験」です。
司法試験に合格をすると、裁判官、検事、弁護士といった法律に関する排他的業務を行う仕事に就くことができるようになります。
以前までは司法試験の合格率は高くて2%程度とされてきましたが、新司法試験方式になってからは法科大学院での専門課程を受けてからの試験となることから、合格率はここ数年で20%台で落ち着いています。
一方で、司法試験と並んで難関資格と呼ばれる司法書士試験ですが、こちらは合格率が3.4%程度でほぼ変化なくきていることから、ある意味一発試験での合格はこちらの方が難しいと言えるかもしれません。

いずれにしても法律系の排他的業務を行うためには資格取得のために長い勉強時間を費やさなくてはいけません。
しかしながらそれほど難しい資格試験でありながらここ数年での受験者数はむしろ増加の傾向にあります。
これらの難関法律系資格は取得は難しいものの受験資格に特に制限がないので、近年の就職難による「手に職をつけたい」と思う若者層にとって魅力的な資格となっているためでしょう。
資格さえとれればあとは高年収になることができると、将来に強い希望やあこがれを抱いて毎日の勉強に励んでいる学生も多いかと思います。

法曹界の年収

ですが、実際に法律系の仕事の年収を見てみると、必ずしも高い数字となっているわけではありません。
平均年収をみてみると確かに、弁護士では約2000万円、司法書士で1500万円、行政書士で1000万円程度と言われていますが、これは全ての人がそのくらいを受けているというわけではありません。
同じ弁護士でも、大口の取引先のある法律事務所のトップなどではかなり大きな年収となっている一方で、民事の仕事を中心にしている小さな町の法律事務所では年収500万円台が普通と、サラリーマン職とそれほど大きな差があるわけではありません。
中小規模の法律事務所にパートナーとして入っても、せいぜい600万円程度で働く人がほとんどであるといいます。

一般的に高額の年収を受けている弁護士や司法書士は、地域の銀行など金融機関や大手不動産業社に強いパイプを持っている事務所であることがほとんどです。
法律家として高収入を受けたいと思うのであれば、若い時期に独立するよりも大手事務所に就職しコツコツと積み上げて昇給をしていくようにする方法が確実と言えます。
ただし資格を生かした働き方は多様なので、努力次第ではいくらでも高収入を目指すことができます。

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