金融業界は本当に高給?

「金融業界=高給取り」はバブルのイメージ

今となってはとても信じられませんが、1980年代~1990年代初頭にかけて日本には異常とも言える好景気が起こりました。いわゆるバブルというもので、非常に短い期間ではありましたがその間には信じられないほど高給取りの社員を抱えた企業がいくつもありました。
しかしながら実際のところ、バブル期といえども超高給であったのは金融関連会社や不動産会社などごく一部のみで、すべての業種でまんべんなく給与額が高くなったというわけではありません。
そのときの印象もあり、今でも「金融業界=高給取り」というイメージが定着していますが、果たして今どのくらいの平均年収となっているのでしょうか。

金融業の種類

金融業界として細かく業種を分類すると「銀行」「証券」「商品先物」「損害保険」「消費者金融系」「クレジットカード発行会社」「リース」などが挙げられます。
これらはいずれも平均年収は500万円台後半~600万円台となっており、年収400万円を超えれば成功と言われる転職業界の常識からみると非常に高い年収であると言えます。
ところで先に上げた業種のうち最も平均年数が高いのはどれかということになると、意外なことに最も高い平均年収880万円台となっているのが「損害保険業界」です。
損害保険業界は規制緩和によって外資資本が急遽として国内展開をするようになったことで有名な業種ですが、実際同じ損保業界内でも平均年収が高いのも外資系のグループとなっています。
ただし、これは全員が平均的に高いというよりも、高い成果を上げることができる人が青天井的に給与を受けているためと考えた方が良いかもしれません。
もし実力によって高収入を得たいと考えているのであれば、損保業界は一番の狙い目かもしれません。

一方で、意外に年収が低いのが「消費者金融」および「クレジットカード」業界です。
低いといっても両方とも平均年収は570万円台なので、他業種と比べると全く低いとはいえません。
これは、総量規制の導入やグレーゾーン金利といったそれまで野放しになっていた貸金業に大きな法的規制が与えられたためではないかと思われます。
また、バブルの終焉とともに厳しい状況におかれたのではないかと思われていた証券会社ですがこちらも意外に受けた打撃は少ないのか、670万円台の平均年収となっています。
ここ数年はゆるやかな下降傾向にあるものの、やはり金融関連事業を行う企業は全体的に高い平均年収となっているようです。

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