企業選びは安定性を重視して

収益落差の激しい時代

これから転職や就職活動をするのであれば、年収の高い人気のある職業を選びたいですよね。
ですが、ここのところの経済状況を見てみると、安定的に収益を出している企業であってもわずか10年単位であっという間に業績を転落させてしまっている例もよく見られています。
特にIT系の企業によく見られる現象ですが、グリーやディー・エヌ・エーに代表されるモバイル系ゲーム企業などでは、前年比1000%アップといったとんでもない業績をしたと思えば、翌年には半分以下にまで落ち込むようなことも当たり前のように起きています。
キャリアアップのための技術習得と割りきっているのであれば問題はないのですが、できるだけ長期に安定的に働く場所を探すのであれば、今この瞬間の人気度よりも安定的な業績を挙げているかを重視して選んでいきたいところです。

「自己資本比率」で見る

安定性の高い企業の一つの目安となるのが「自己資本比率」です。
自己資本比率とは簿記上では資本として計上されるもののうち、返済の必要のない自社の持ち物として所有することができている金額の割合です。
具体的には「自己資本比率=自己資本/総資本」という式で求めます。
自己資本比率が高い企業というのは、現在運営に用いている金銭で利息がかからず返済の必要のない部分が大きいということです。
反対に自己資本比率が低い企業というのは、上場企業においては株主からの資金調達にウェイトが大きく、非上場企業の場合は銀行などの借入れ額が大きいということになります。
業績が右肩上がりの場合にはあまり気にすることのない数字ですが、万が一業績が急激に悪化するような事態が起きた時、他人資本への返済を一気に行わなくてはならなくなってしまうので、それがもとで倒産や事業停止といったことが起こる可能性があります。

上場企業のうち自己資本比率が70%を超えている企業のランキングをみてみると、1位に東京海上ホールディングス、2位にキーエンス、3位に中部日本放送となっており、以後日本テレビ放送網、三井住友フィナンシャルグループと続きます。
全体的な傾向を見ると、1位の東京海上ホールディングスは保険業、2位のキーエンスは電子機械業とやや例外的ですが、他の上位企業には放送関連業や広告業が多く見られています。
やはり安定性ということで比較をするのであれば、創業歴の長い信頼性のある企業に偏ってしまうようです。
気になる企業があるかどうか、以下のリンク先を参考に調べてみてください。

参考:安定性の高い企業 年収ランキング(年収サーチ)

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